旅立ち
朝から、高校の友人たちも
手伝いに来てくれ
午後からは、主人の弟も駆けつけてくれ
賑やかで、楽しい引越しとなりました。
お陰さまで、夕方には
荷物もある程度収まり
無事に息子の引越しが、完了しました。
今月に入り、部屋や廊下に
荷物が積み上がり始めてからは
これまでの想い出が
あれやこれやと蘇り
わたしの心の中を狭くするほど
淋しさや喜びが、ごちゃ混ぜな感情となり
荷物同様、積み上がっていきました。
それが嫌で
「嗚呼、もう早く引越してくれた方が、気が楽〜!!」
なんて、ここ数日は思ってましたが。。。
引越しが終わり
自宅に戻ってきて
ガランとした息子の部屋を目にした時に
一気に涙が溢れてしまいました。
本当に巣立っていっちゃったな。
今までは、手を貸しながら育てた時間。
これからは、そっと見守る時間。
それも、あえて距離を取ろうと思い
移住を決めたのも、わたしです。
でも実際に、巣立つことが
こんなに、心にズシンとくるとは...
自分でも驚きでした。
主人も、寂しかったようで
夕食時に、かなりお酒を飲んでおり
帰宅したら、ベッドに倒れこむように入り
すぐ寝てしまいました。
わたしはひとり
涙を拭って、気持ちを立て直そうと
思っていたところに
息子からLINEで、メッセージが。
「きょうは、俺のためにありがとうございました。
これから一人暮らし、今まで教えられてきたことを
ちゃんと生かして、なるべく早く新しい生活に
慣れるよう頑張ります」
このメッセージを読みながら
久しぶりに思い切り、涙を流して
スッキリできました。
さぁ、これからは
家族それぞれが、
より自分を発揮する時間。
旅立ち。
忘れられない日。