森に抱かれ眠る夜

生まれ育った東京を離れ、北の大地で暮らしてみることに。子育てを終え "Restart" する 私の新しい生き方。

焼きおにぎり

炊き込み御飯を作った時は

残りご飯で、焼きおにぎりを作ります。

 

外は、カリっと香ばしく。

中は、しっとり柔らかく。

 

お醤油の焼けた香ばしい香りが

ふわ〜っと鼻に抜け

カリっとした食感と中のご飯の旨味とが

口の中で混ざり合い

なんとも美味しいわけですが

 

焼きおにぎりって

簡単そうで、実に奥が深いのです。

 

焼きおにぎりを安定して

上手に作れる人が、いい女!!  

だと、わたしは勝手に定義付けています。

 

だから、自分が焼きおにぎりに挑む時

それは、相当真剣な勝負となるのです。

 

焼きの出来が

その時の自分を表している感じがして

精神を研ぎ澄まさねば

網の上のおにぎりと対峙できません。

 

なんなんでしょう。

他の料理では、一切そんなことはないのですが。

 

「網で焼く」=「待つ」

 

この「待つ」ということが

せっかちな、わたしにとっては

「修行の場」のように

感じているからかもしれません。

 

焼きおにぎりは

「待つ」塩梅が勝負なのです。

 

待てずに、ひっくり返せば

網にご飯がくっついて

おにぎりの形が崩れてしまいます。

 

待ちすぎてしまえば

カリっとを通り越して、黒焦げに。

 

じっと堪えて、待つ。

良きタイミングで、返す。

 

それは、もう

人として、試されてる感じです。(笑)

 

裏、表と網にもご飯がつかず

うまく焼けると、ちょっとホッとします。

「よく待てた!いい調子〜!」

などと、自分を褒めたりして。

そこまでくれば、7割クリアです。

 

あとは側面の3面も1面ずつ丁寧に

目配りを忘れずに「待つ」。

 

ご飯が網に残らず焼ければ

焼きとしては、成功。

ここまでは、だいぶ安定感が出てきたかな。

 

最近、わたしの悩みどころは

「焦げ目」加減。

 

いい女への道は、まだまだ続くのです。

 

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